桂離宮、質素簡素の中にある美


 松琴亭の市松模様のふすま。斬新なデザイン。400年前のものとは思えない。

そして淡いブルーのふすま。なんと豊な色彩感覚だろうか。
 賞花亭の竹の格子。借景の雑木林との縁が切れ、遠近感を演出する。
 書院全景。桜の花がほころび始めている。
 清楚な障子戸の白色と屋根のコントラストがとても美しい。
 松琴亭から眺める池。屋形船で揺られながら水面を眺めている、錯覚に陥る。
 松琴亭の床の間の壁。微妙な塗り壁の土の加減と、小窓が美しい。
 よく見ると書院の障子紙は複雑な貼り方をしている。高級感はディテールに宿る。
TPOに合わせて表情を変える踏み石がもてなしの心を表現する。









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